(仮訳)中国産の新種、Diorygma fuscum
Li, J. & Jia, Z-F., 2016. Diorygma fuscum sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2016/00000131/00000003/art00030 [Accessed December 4, 2016].
【R3-03536】2016/12/04投稿

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3行まとめ

中国福建省で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Diorygma fuscumとして新種記載した。
本種はリレラが埋生し、子器盤が白色で、子嚢胞子が無色~帯褐色の石垣状であることなどで特徴づけられた。
また、本種は主要な地衣成分としてスチクチン酸を含み、その他にヒポスチクチン酸、コンスチクチン酸、ヒポコンスチクチン酸を含んでいた。
中国福建省南平市建甌市房道郷万木林

(新種)

Diorygma fuscum Jian Li bis & Z.F. Jia
語源…褐色の(成熟した子嚢胞子の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Diorygma pruinosum
本種と異なり子嚢が単胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてプロトセトラル酸を含む
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く
Diorygma erythrellum
子嚢が8胞子性
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子が石垣状
地衣成分としてスチクチン酸を含む
本種と異なり子器盤が開くという特徴を欠く
本種と異なり果殻基部が僅かに炭化するという特徴を欠く
本種と異なりスチクチン酸が主要な地衣成分という特徴を欠く
本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸およびコンノルスチクチン酸を含む
Diorygma poitaei
子嚢が8胞子性
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子が石垣状
地衣成分としてスチクチン酸、ヒポスチクチン酸、ヒポコンスチクチン酸、コンスチクチン酸を含む
本種と異なり子器盤が開くという特徴を欠く
本種と異なり果殻基部が僅かに炭化するという特徴を欠く
本種と異なりスチクチン酸が主要な地衣成分という特徴を欠く
本種と異なり地衣成分としてα-アセチルヒポコンスチクチン酸を含む